信州松代観光情報とまちづくりNPOによる地域活性化（長野市まつしろ）

まちづくりには100年の計が必要だとよく言われています。
長野市松代町は昭和40年に松代群発地震があり、昭和41年には
長野市に合併しその歴史を閉じています。
平成の市町村合併が一段落した現在、
合併して一度は大長野市に埋没したものの
住民によるまちづくりを活発化させることで行政のバックアップを得て
よみがえってきた松代町のまちづくりの秘訣を学ぼうと
県内外からの視察が増えてきています。
その視察の研修用にまとめたものをここで公開します。

「松代のまちづくりの４０年の歩み」
１、（昭和40年代　まちづくり前夜・行政依存・眠れる獅子の時代）
・昭和４０年松代群発地震
・昭和４１年長野市に合併
２、（昭和50年代　住民によるまちづくり活動の萌芽・眠れる獅子が目を覚ました時代）
・昭和５０年～５５年松代公民館青年教室　（公民館活動での学習がその後のまちづくりの原点）
「松代の明日を考えるグループ」　はじめは青年→のちに公開講座へ
①都市計画②まち並み保存③地域福祉・高齢化問題・こどもの問題・ボランテイア
④１町５ケ村まち歩きマップの発刊
・昭和50年代会議所がインター誘致運動（住民主体のまちづくりの原点がここにある）
３、（昭和50年代中期～後期行政主導によるまちづくりの推進期・獅子が目覚めて力を蓄えている時代）
・昭和５６年伝統的建造物群保存調査報告書　「庭園都市松代」(主任東京大学西村幸夫先生)
・昭和５８年長野市伝統環境保存条例制定
・昭和５９年長野市松代三町伝統環境保存計画策定　調査報告書(主任信大工学部松本直司先生)
（昭和60年代）
・昭和６１年商業近代化地域計画報告書　（松代地域商業近代化委員会）
４、（平成1～１０年　住民主体のまちづくり開花3分咲き時期・眠れる獅子が起き上った時代）
・平成５年高速道長野インターチェンジ開通
・平成６年地域資源活用型再生計画３００万プロジェクト立案
・松代商工会議所まちづくり特別委員会　⇒食・花・景観・文化
５、（平成10年代前半　住民参加のまちづくり活動全面開花期～行政と協働準備期・獅子が競演）
・平成11年松代文化財ボランテイアの会発足（真田宝物館）
・平成１１年ホイサッサ松代発足(冬季オリンピック触発される)
・平成１３年中心市街地活性化基本計画松代まるごと博物構想立案
・平成１３年NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会発足
①お庭②まち並み・町屋保存③お寺④松代学
６、（平成10年代中期から後期　行政と住民との協働のまちづくりの開花期・勢い獅子の共演）
・平成１４年街並み環境整備事業計画立案実施１０年計画立案（長野市）（特別顧問東京大学西村幸夫先生）
・平成１４年第１次松代イヤー準備会松代観光推進戦略立案
・平成１５年「遊学城下町信州・松代文化財使って護る」
・平成１６年エコールドまつしろ倶楽部発足
・平成16年松代登録有形文化財推進委員会発足（神奈川大学工学部西和夫先生）
・平成17年ぶらり北信濃ひなまつり実行委員会発足（松代・須坂・小布施・中野・山ノ内各地区と連携）
７、（平成20年～　　松代のまちづくり新たなステージへ・勢い獅子の全国雄飛）
・平成２０年神奈川大学・松代町まちづくり研究所設立（（神奈川大学工学部西和夫先生）
・平成21年7月14日清泉女学院大学及び清泉女学院短期大学との連携に関する協力協定締結
・平成２１年第二次松代イヤー「２０１０松代イヤー実行委員会」発足松代観光戦略立案
･平成２２年松代イヤーの実行　(遊学・まち・里・無形・食プロジェクト)
・６月旧樋口家住宅運営管理受託
・１０月松代まち歩きセンターオープン
・平成23年松代観光推進機構発足